年金FIRE

「FIRE」にも色々あるらしい。フルFIREだのサイドFIREだの。

そしてここで言う年金FIREとは年金受給資格を手にしたと同時に引退することを言う。

年金をもらってる時点で早期ではないが、その後も働き続けなければ暮らしていけない状況もあり得るとなれば、十分”早期”ではないか。

なぜ「年金FIRE」なんて言葉を敢えて使うのかといえば、僕が「年金FIRE」って言いたいから。

しかし僕も年金のことを考える年に、自民党に投票した方が有利になる年になったんだなぁ。しないけど。

とにかく年金をもらう歳になっても働き続けなければ生きていけないというのはキツイ。

となれば、有り金を新NISAに全振りして資産を最大化し、「年金FIRE」に備えたいところだ。

そんなことを思いつつ、「DIE WITH ZERO」(ダイヤモンド社)を入院中のベッドで読んだ。

要約すると「ゼロで死ね」って本でした。死んだ後に残った資産分は働き損。その分を人生を楽しむ為に使った方が良かったと後悔することになる。

んー・・・。となると僕は老後を少し楽にするために、有り金を新NISAに突っ込み続けた結果、今を楽しむことを放棄して生きるって事になる訳だ。

それは嫌だな。かと言って働き続けるのも嫌だ。でも両方とも避けるとなるとかなり綿密な計画を立てなければならない。

現実問題、The bucket listに挙げている松本移住も年金FIREを達成してからの話。でもその頃には年老いて意欲すら衰えてるかも。

だったら今のうちに松本旅行を回数楽しんだほうがよっぽど良いってことになる。この本に出てくる、経験から得られる「思い出の配当」を受け取り続けられる。

早くも松本移住はリストから削除となるか。感情より合理性を優先させるべきかもしれない。

でもゼロイチで考えて答えを出す必要もないか。どれかで100点取らなくても、51点を何種類かで取る。

投資初心者は有り金一括投資を考えて失敗するらしい。とは言え頼りない給与所得しかない僕が頑張れるところはスタートダッシュ。

積み立て長期投資のポイントは開始時期と運用期間。数年後の余剰資金より今の有り金。でも色んな人が口を揃えて「やめとけ」っていう。

となるとやることは、生活防衛資金を貯めて無駄な保険を解約、思い出の配当を得るための経験に使う資金を確保しつつ、余剰資金をインデックスファンドへ突っ込む。

いやもう一つ、息子への生前贈与。「DIE WITH ZERO」では子へ残す資産について「なぜ死ぬまで待つ必要があるのか」と言っている。

言われてみれば確かに死んだあとの大金より、困っている時に助かる援助金。大学生は奨学金という名の学生ローンを平均で300万位抱えて社会へ出る。

カップルで600万抱えて返し終わる頃には出産適齢期を逃してしまいかねない。死後の500万より卒業後の300万の方が助かるし嬉しい筈。

学生ローンを全てとは言えないが一部でも僕が負担しよう。となると投資に回せる資金なんて更に頼りないが、それをコツコツ積み立て。でもこれが僕の綿密な計画。

だがしかし、「ゼロで死ぬ」を実践できれば、あれもこれも51点位は取れるかも?

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